「機能性表示食品制度」が今年4月から始まるそうです。

新制度では「目の健康を維持します」など身体の部位を示し、
製品や成分の働きを表示できることが特徴だそうで、
消費者はこれまでは、雑誌やネットでその健康食品の情報をみたら、
ユーザーレビューとかを頼りに、口コミで信ぴょう性を感じるほかなかったですが、
効果の期待できる身体の部位をあらわして書いてくれるなら、
店頭で発見したものも、比べながら買うことができるわけです。

または、店頭で発見して、はじめてその成分の有効部位を知り、
自分の判断材料にして他を選択、みたいな、
選択の自由も生まれますよね。

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 政府が規制緩和を狙う背景には、財務省が目論む医療費の削減があった。年間1兆円ずつ増大していく医療費を抑制するためにも、病気になって薬に頼るのではなく「自分の健康は自分で守る」風習を日本にも根付かせようと考えたからだ。
 ただし、規制緩和には一長一短がある。まず、消費者にとってのメリットは、健康への効果が表示されることによって、スーパーやドラッグストアなどの売り場で、自分の悩みや体質にあった商品を選びやすいようになることだ。
 例えばDHAが含有されるサプリメントには「血管の健康を維持する」といった表示が検討されている。また、ミカン栽培が盛んな静岡県の「JAみっかび」では、ミカンに含まれる「β―クリプトキサンチン」に骨粗しょう症への効果があることから「骨の健康を保つ」という表示の検討に入っている。

  (Business Journal -2015年3月19日)
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